~闇の国~-出雲-

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「あァ?神楽?」 飛沫「お前ら不知火が仲間を連れ去ったんだろーがっ!!」 「なに訳分かんねー事言ってんだ…そんな奴は知らねーが…お前には死んでもらう」 飛沫「お前なんかに殺されてたまるか!神楽を返せ!!」 飛沫(…来る!!!!) 飛沫に向かって手裏剣が多数飛んで来たが… 今の飛沫は何故かいつもと違う 鮮やかにかわす 無駄の無い動き… 「ガキがッ!!中々やるみたいじゃねーか!」 飛沫(なんか…直感が優れてんぞ…イケる!!) 飛沫は走りながら神経を集中させて狙いを定める… 飛沫(今だ!!) 渾身の力を込めて忍に小刀を投げた ヒュンッ!!グサッ!!! 「ぐぁッ!!」 小刀は足に刺さり相手は動けずにとどまる… 「くそが…」 飛沫「な…なんかしんねーけど…俺…勝ったぞ!!…お前神楽返せ!!」 とどまる忍びに近寄る飛沫… その時忍びの口元が笑みを浮かべた 「開口業火の術!!!」 忍びの口から火炎放射のように炎が吹き出される!!! 飛沫「うわぁーっ!!!」 そこへ… 鷹丸(あっ!!!飛沫が危ないっ!!急がなくちゃ…) 現場を目撃した鷹丸はどこかへ走り去った… 炎を若干かわしきれずに後ずさりした飛沫… 腕を押さえている… 腰を抜かして座り込んでしまった… 「なめんじゃねーぞ!!てめぇもさっきの奴と同じ刀で刺してやらぁ!!!」 刀を抜きゆっくりと飛沫に近づいてくる… 初めての死の恐怖… 体が震え歯がカチカチと重なり 目から涙が… 飛沫(や…やられる…こえ~よ…!!) `
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