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飛沫(死にたくねーよ…!!)
「死ねぇガキぃ!!!!」
飛沫はもうダメかと半ば諦め目を閉じる…
ぐさぁ~っ!!!!
飛沫(ぐさぁ~って…痛い音だよな…俺死んだのかな…あれ?痛くない…)
飛沫はゆっくりと目を開けた…
目の前に立ち尽くす忍び…
刀を振り上げたまま動かない…
良く見るとお腹から突き出た黒刀が…
飛沫「………?」
バタンッ!!!
忍びが横に倒れる…
後ろに居たのは…
蘭丸「やっぱまだまだだな…」
黒刀を振り払う蘭丸の姿…
飛沫「兄…兄貴!?なんで…?」
鷹丸「飛沫~っ!!大丈夫!?」
飛沫「た…鷹丸…」
離れた位置から駆け寄る鷹丸
蘭丸「鷹丸から聞いて来て見りゃ…なんてざまだよ?」
飛沫「…………」
蘭丸「まぁ…あまちゃんにはまだ無理か」
飛沫「ちょ、ちょっと油断しただけだよ!!」
蘭丸「涙なんか流してたくせにか?無理すんじゃねーよ!!」
蘭丸はニコニコと笑いながら
ムッとして顔を赤くした飛沫の頭を撫でる
蘭丸「さて…行くか」
飛沫は鷹丸におぶられて蔵へ…
蔵に着くと…
彩女「蘭丸!!どうだった!?」
蘭丸「これで全員だ。群がる奴らはだいたい消した」
彩女「そうか…ご苦労だったね」
一族の半数がやられてしまう戦となった…
火の手はおさまり敵襲も過ぎ去って一段落ついた所で…
飛沫「彩女姉!!!神楽は…!?」
蘭丸「…」
彩女「蘭丸…」
神楽奪還へ
今動き始める…
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