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出雲の民…
夜叉一族…一難去って…
また一難…
彩女「不知火と言ってたね?」
飛沫「間違いなくそう言った!!」
鷹丸「俺っちも聞いた!!」
彩女「ここはあたしが…」
「それはやめてくれッ!!」
「オメーさんに今村を離れられたら…」
一族の猛反対の声が蔵中に響き渡る…
彩女「しかし…」
蘭丸「仕方ねーなぁ…俺が行ってやんよ!!」
彩女「蘭丸!いいのか!?」
蘭丸「なぁにッ…お前が心配してる程に遅れはとらねぇよ」
彩女「…蘭丸抜きでは話が変わってくる…」
蘭丸「んまッ!!心配すんなって!!」
蘭丸は立ち上がり…
飛沫の顔を見ながら言う
蘭丸「おいマヌケ!!お前もついて来いよなッ!!」
飛沫「!!!誰がてめぇなんかとッ!!」
彩女「飛沫…黙って蘭丸の言う通りにしてやりな…」
彩女のいつになく凍てついた冷たい目つき…
飛沫にとっては初めて見るものとなった…
飛沫「……はい」
鷹丸「お…俺っちは!?」
彩女「鷹丸はアタシについて来な!いいね?」
鷹丸「おっす!!」
こうして…
目的別に動く事になり、二組は別れる
蘭丸「飛沫ぃ?古文書は?」
飛沫「あぁ…これか?」
飛沫が懐から取り出す…
蘭丸「…よしッ!やるか!!」
飛沫「…?」
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