第一章 -漆黒の霞- 前編

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蘭丸は飛沫から古文書を貰い、おもむろに広げた 蘭丸「どこまでやったんだよ?」 飛沫「まだ一個しか…って何し始めるつもりだよ!?」 蘭丸「何って…今のお前を連れて行った所でやられるのがオチ。なら俺が直々に指導してやれば問題ねぇだろ?」 飛沫「けッ…」 蘭丸の言葉に返せるはずも無く… 飛沫は不満げな顔で話を聞いた 蘭丸「神楽をすぐにでも連れ戻したいだろうが…助けるのはお前だからな!!」 飛沫「わぁったよ!!早く教えてくれよ!!」 蘭丸(ホントに死なれちゃ困るからな…) 蘭丸「よしッ!!始める!」 そう言って無数にも指を組み合わせる… 飛沫(は、はぇ~…) 蘭丸「…はッ!!」 蘭丸が声を発したと同時に周りの石や木が炎を纏い宙に浮く… 蘭丸「これが逆燃弾の術だ…やってみろ」 飛沫「わッ!!早すぎて何も分かんなかった!!もう一回ッ!」 蘭丸「仕方ねーなぁ…いいかぁ…」 一方… 彩女と鷹丸は…? ーーーーーーーーーーーー 広場にて彩女が立ち止まる 鷹丸(…?) 彩女(そろそろ始まった頃だろうね…さすがに[弟]は自分で見る…か。こっちも死なせちゃいけないから…) 彩女「鷹丸ッ!!あんた忍術使えるかい?」 鷹丸「えッ!?…」 彩女「一から始めるか…」 彩女「あんたには時間が無いッ!!アタシが基礎から鍛えるからね!!」 `
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