プロローグ

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「…お母さんはこんな物が来たのを何も不思議に思わなかったのですか?」 「ぜーんぜん。 だってコレをよく見なさいよ!! 入学費免除あーんど寮の敷金も無しよ!?入らない手は無いじゃない。」 怪訝そうに合格通知表を見ている私を脅すかのような声でお母さんは言った。 「声が大き過ぎですよ。それにご近所さんに迷惑がかかりますから落ち着いてください。」
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