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「分かったわよ…
落ち着くからその学校に入りなさい。」
「お母さん、落ち着くからその学校に入りなさいっておかしくないですか?」
落ち着いた口調でさらっと言ったお母さんにすぐさま冷静なツッコミを入れた。
しかし意外な事に、それを無視してお母さんは続けた
「瑠袈ちゃん、お母さんはアナタの事を結構心配してるからこんな事言ってるのよ?」
「お母さん……」
「貴女は本当にとても心優しい子よ。でも、頭に血が昇ってこの前はまた、学校のガラスをまた割っちゃったんじゃないの?」
母の言葉が軽く私の良心を針でツンツンつついたよかのように胸が痛かった。
「それに……この学校の方が国公立高校より面白そうだから行きなさい。
いや、行かないと逝くわよ?」
こうして、母の優しさ(脅しに)に負けて私はこの怪しげな学校……そう魔法学園ファリオンへと入学してしまった。
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