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董悟は、病室の天井を眺め、短いため息をついた。
「金……、どうしよう…」
董悟がそう呟くと、病室のドアが勢いよくあき、看護婦が入ってきた。
「どうしたの?董悟君、お金の心配かな?」
「…………。」
「心配いらないわよ。佐藤さんが、お金は全額払って下さったから😃」
「えっ⁉」
「本当に、いい人に助けてもらえたわね😌」
「な…んで?」
「なんでも、結ちゃん…娘さんのたっての願いだそうよ。」
「あ…ま……か?」
「え?」
「佐藤さんに!会えませんか?」
「ま、まぁ、聞いてみるわ」
「くっ……💥」
「大丈夫⁉ほら、横になって。おとなしくしてて」
董悟は、ベッドに横になって、また天井を見つめた。
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