62人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
同じ傷を負った結と董悟は、気まずい雰囲気で一夜を過ごした。
―翌日―
結の母、帰宅。
「ただいま😃」
「おかえりなさい」
二人は静かに声を揃えて言った。
「あら、今日はやけに二人共静かね?何かあったの?」
「なんでもないよ‼」
少し怒り口調で結が言った。
「気にしないで義母さん。ちょっと機嫌が悪いだけだから😃ねっ、結?」
「…………」
「まぁ、そうなの?…それより二人共、腕の包帯はどうしたの?」
「自転車で転んだんだ😃💦」
「まぁ‼大変じゃない‼大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。あれっ?結⁉」
「バイバイ、董悟。お母さん。」
結は母の心配する顔を見て、自分がやったことの罪の重さに気付いた。そして、罪を償うため、家を出た。
「ごめんね……お母さん、董悟。」
最初のコメントを投稿しよう!