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『私の花嫁になってもらうためだ。』
桃華はドキッとした。
変だ死神なんかにときめいて……。
「………っその花嫁ってなんなの!?なんであたしなの!?」
まくしたてる桃華に対して淡々と事情を説明する死神
『私達死神も恋もすれば家庭も作り、子供も作る、そこらへんは人間と同じだ、その子供は男なら死神に、女なら天使になる。』
可愛いかも…と桃華は思った
『だが花嫁に選ぶのは誰でもいい訳じゃない、私達死神は天使には手をだしてはいけない、本来特別な理由がなければ人間にだっててをだせない。』
なんで?と桃華が問う。
『私達は死神だ死人の魂を扱う、穢れだ 天使や人間に手を出すと最高神様に罰せられる。』
「キールあたしに手だしてんじゃん!!」
罰せられるよ!? と桃華は慌てふためいた
『私の場合は大丈夫だ、最高神様に願い出て頼んだのだ。』
「頼めばいいんだ………」
意外と簡単だなと桃華は思った。
『ダメな場合もあるがな。人間に恋をしてしまったら、最高神様に頼む。そこで許しが出たら、求愛する。』
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