prologue

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彼女の名前は桃華(ももか)。 19歳のフリーター… 「お前って凄いよなぁ~」 気だるい空気の中、男は口を開く 「ん?……何が?」 まだ息が荒い桃華が媚びるように男を見る。    「演技が」 え…………。 「バレバレなんだよ、声出せば喜ぶと思ってんの?」 男は服を着始める、 桃華は呆然としていた。 「それにお前なんか、性格キツい感じなんだよな。一緒に居て落ち着かない」 身支度を終えた男は財布から金を取り出しテーブルに置いた。 「これ、今日の分と手切れ金。ホテル代も払っとくから泊まってけば?」 「……」    パタン 男は手早く身支度を済ませ、部屋から出ていった。
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