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さっきの男が入ってきたその手にはアーミーナイフ………
「…!!!」
死神が桃華の腕を掴んだ死神の手はとても冷たかった。
『行くぞ』
「行くって………?」
死神が歩き出した
その先は窓。
「ちょ…!?」
がちゃ――――――ん!!
死神は大鎌で窓ガラスを割り、桃華を連れてとびおりる。
ここは普通のホテルだが高さがハンパない
桃華は34階から放り出されたようなものだ
「――――――!!!!!!」
恐怖で声も出ない
息が苦しい
空中いるときに死神は桃華を包むように抱き込む
もぅ地面に着いてしまう
((落ちる…!!!))
と思った瞬間、落下速度が緩やかになった、
そして とんっ と死神が地に足をつける
抱きかかえられたままの桃華は呆然としていた。死神が声をかける
『大丈夫か?』
これが、私とキールとの出逢いだった……。
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