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――桃華宅――
桃華は例の死神、キール・リッパーを連れてきていた、あのままあの場所にいたくなかったし、何よりあの男から守ってくれたのだ、どうやら死神というのも嘘ではないらしい、大鎌は使わないときは包帯で封印してあるという。
「あの……キール・リッパーさん…それで、なんであたしの所に?」
恐る恐る尋ねると
『別に敬語をつかわなくてもいい、怖がる必要性も全くない』
いや、怖いだろ、どう考えても;
「……あ、はい;じゃあ、キール…なんであたしの所に?何かご用が……?」
すると死神は桃華を真っ直ぐに見据えて、
『私と夫婦の誓いを。』
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