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「…………は?」
間の抜けた声をだす桃華、開いた口が塞がらない。
死神が立ち上がり、桃華の側に跪き手を取る
『我が愛すべき花嫁殿』
トクン
「え…」
鼓動が高鳴る、胸がキュンと締め付けられる
「ちょっ……ちょっと待ってよ、そんないきなり!」
慌てふためく桃華を見上げながら死神は手の甲に軽くキスをする。
『ご不満か……?』
「いやいやいやいや;;不満とかそういう問題じゃないから;ちゃんと最初から分かるように説明してよ!;」
ふぅ、と死神はため息をついた
『ではどこから話すとしよう?我が花嫁殿。』
「その呼び方止めてよ~;桃華でいいよ;;」
照れているのか桃華はもじもじする。
『では………桃華、どこから話せばいい?』
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