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騒ぎが一段落した時に、カオリちゃんが今回の件を話し出す。
だが、彼はカオリちゃんの唇を右手の中指で触れた。
「知ってますよ、後は任せんしゃい。」
カオリちゃんは彼の笑顔に正直なところ癒された。
「こんな話の止め方は男前しか出来ないでしょカオリちゃん?
僕は出来るんだよ、何故か分かるか?」
カオリちゃんは黙って首を横に振った。
「将来の旦那だからだよ!ぶっはっはっ!!さぁ、熱い抱擁を!」
カオリちゃんはショートレンジから右のアッパーを放った。
少しして彼は立ち上がり、頭を下げてから口を開いた。
「じゃあ行きますか~!」
彼は口笛を吹きながら死神課を出て行った。
皆は黙って見送るも、心の中では必死に叫んでいただろう。
死神課の危機と、少しのバタバタの中、佐伯は帰還したのだった。
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