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自宅に帰るのは一年ぶりだった。
見事に電気や水道が止まっていた…引き落としにしとけば…後悔は相変わらず先に立たない。
洗濯物を漁ると、その中にあった赤いアロハシャツを取り出す。
皺を伸ばし羽織ると、汗で濡れた頭をタオルで巻いた。
「さてと…」
部屋を見回して忘れ物の確認をした。
「いきますかね。」
会社から預かったパレットを取り出して移動を開始した。
「目的地は…河原か?」
佐伯は目を閉じた。
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