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「ねぇママこの子飼って良い?」
少女は優しく猫を抱き抱えて母親にこう言った。
少女は当然母親の口から『OK』が出るなんて思っていなかった。
「駄目よ。返してきなさい」
‐ホラやっぱり。
少女は覚悟していた。
しかし どうしてもこの黒猫を手放す事は出来なかった。
「お願い!!ちゃんとお世話する!!」
少女は再度母親に説得した。
いつもと違う少女の態度がわかったのだろうか 母親は条件付きで飼っても良いと答えた。
「条件?」
「1日でもお世話しなかったらお小遣無しよ」
少女はそんな事かとホッとした。
「大丈夫だもん!!」
少女は無事猫を飼う事を許された。
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