オバハン

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大阪市内のホームセンターでの話である。 ホームセンターの入口部分に、ジュースの自動販売機がたいてい設置されている。 関西でトップシェアの ○ーナ○の自販機はしかも100円だ。 俺は自販機のすぐ近くにあるベンチで一服していると、二人のオバハンが自販機の前にやってきた。 オバハンA『ほな、ジュースでも飲もかー?』 オバハンB『せやな、冷たいもん飲まなやってられへんわ』 オバハンA『ちょっと待ちや、小銭出すからな』 オバハンB『うちすぐ出せるから、何にすんの?』 オバハンA『アカン!うちに払わせて!』 オバハンB『アカンってぇ、うち払うがな、気持ちようおごらせたってぇな』 オバハンA『なに言うてんのぉ~アンタとこ息子さん、こないだ結婚しはったやないのー』 オバハンB『したけど、関係あらへんがな』 俺『(え、逆にジュース1本で済ます気かえ!? Σ( ̄□ ̄;)』 オバハンA『ほぉれ出て来た。えらいもんで200円ちょうどあったわ。ははは。ほれ、何にすんの!?オレンジかぁ?』 オバハンB『アカンアカン、うち払うから。こないだ、アンタとこの旦那さんにポカリ買うてもーてんから、ほれバレーの時に』 俺『(なんやねん、そのスケール(-_-;)』 オバハンA『そんなん関係ないがな、しゃーけど、もうちょっと休まんとバレー来なアカンわ 』 オバハンB『キムタクのあのー…あのーなんやら言うドラマと重なるねん』 オバハンA『そんなんビデオ録画して来たらええんやんかー』 オバハンB『ややこしいことでけへんねん。せやから、うち払うから』 オバハンA『いやいや、アカンアカンアカン、ここはひとつ、おごらせて!な!』 オバハンB『うぅ……』 俺『(ついにオバハンB折れよったやんけ。やっと一見落着か(^O^)』 オバハンA『どっちすんのぉ?! 折半かぁ?!』 俺『えぇぇぇぇーッ!!  Σ( ̄□ ̄;』  
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