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「僕には潤しか居ないから帰る場所の事は考えてなかったんだ。
・・・それでね?潤に迷惑はかけないから一緒に住ませて貰えないかな?」
「は・・・?」
一連の流れに脳がついていけていない。
つまりコイツが言いたいのは同居、って事か?
「俺と同居させて欲しい、そう受け取らせて貰って間違いは無いな?」
確認の為ルシュフェルに問うと心の底から嬉しそうに笑顔を見せた。
・・・打算の無い笑顔を見るのは何年ぶりだろうか。
「潤に大切な人が出来るまで傍に居て護ってあげるからね」
『大切な人』―――ルシュフェルがその言葉を口にした時、
一瞬だけど淋しげに目を伏せた事に俺は気付けなかった。
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