序章 月の都

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―翌日― 彼らは、朝市で買った果実を頬張りながら、大通りを王宮に向かって歩いていた。 「叔父さんに会うの久々だよね」 「ん?あぁ、そうだな」 いかにも興味なさそうにルウは答える。 「5年ぶりだからきっと驚くよ」 「何にだよ」 ちょっと食いつくいた。 「僕たちの成長ぶりにだよん」 「どーだか」
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