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そんな時ひとつの新聞記事に目が止まった。 チェックリストの項目が、私の『ダメ』な部分をそのまま箇条書きにされたようなものだったのだ。 ○ 仕事や活動において集中力が続かない ○ 与えられた仕事を最後までやり遂げることができない ○ 気分変調が激しく衝動的に行動してしまう ○ 物や頭の中の整理がつかず必要なものをなくしやすい ○ 時間の段取りができずよく時間に遅れる…などなど。 しかもそれは、脳内の神経伝達がスムーズに働かないことによって起きる、先天性の機能障害だと書いてあったのだ。 決して性格のせいや、怠けたりしているわけではないと。 しかしとにかく一番驚いたのは 「こんな人間は自分しかいない」と思って誰にも話せないでいたのに、推定で日本人の2~5%が同じような特徴を持っているということだった。 ADHD‐注意欠陥多動性障害‐ こんなしっかりした名前までついていた。
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