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「将来は舞台の道に進みたい!」
そう思って未来の自分の姿を夢見ていたのだが、高校三年の春父親がリストラにあった。
専門学校に通っていた兄は学校を辞め就職した。
舞台の道に進みたいとは思いながらも、どうしたら進めるのかまったくわからずにいた私は、兄に続き、「まず社会に出て働いてからでも遅くはない」と、親の念願だった公務員を受験し晴れて国家公務員になったのだった。
高校卒業後、親元を離れ初めての一人暮らしと事務の仕事が始まった。
いきなり壁にぶつかった。
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