登録

6/23
前へ
/549ページ
次へ
将希は戸惑った‥ どう返信して良いのか、分からなかったのである。 ただでさえサイトを介してメールを送ると言うのに、文を考えて時間をかけてしまうと、相手が寝てしまうかもしれない。 そう思った将希は簡単な返事をすぐさま打った。 [メールありがとう。 只今、深夜のバイト中です。] すると相手から、五分もたたず返事が帰ってきた。 [ビックリです!こんな時間に自分からメールしといて、返事が来ると思わなかったから…。何の仕事をしてるんですか?] 将希はすぐに返事を送る。 [24時間営業の飲食店ですよ。あっ!何て呼んだら良いですか?名前を教えてください。] 久しぶりのメールと、見知らぬ相手との会話に、新鮮さを感じた将希は、仕事も忘れて夢中になった。
/549ページ

最初のコメントを投稿しよう!

303人が本棚に入れています
本棚に追加