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言い訳を考える時間は十分にあった。だが、肝心の言い訳が見つからない。
帰宅する車の中、支度をするために入った浴室、着替えの最中と、悩みぬいたあげく将希が出した答えは〔茉里に真実を話す〕という事。
休日は常に一緒に過ごし、幾度となく肌を合わせてきたが、茉里とは正式に付き合っている訳ではなかった。
将希にとって茉里は、色々と不満に思う点もいくつかあったが、それでも居心地の良い場所だった。
将希は決心をした‥
今回のユイの一件、全てを話し、茉里が許してくれるなら‥
茉里と将来を見据えた交際をしていこうと‥
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