倖村 将希

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『俺は頼れるお兄さんだからな』 「はいはい…。その頼れるお兄さんが、いつまでも落ちてたら意味無いでしょ?」 将希が勤めているのは24時間営業の飲食店、そこで深夜の責任者をしていた。 将希とアスカ以外のアルバイトは、二十代のフリーターや学生が多く、二人は皆の相談役的な存在で慕われていた。 『あ~もう!お節介お姉さんがウザいから俺は帰るぞ!』 「はいはい…。気をつけて帰えるのよ?元カノの事を考えてボーッとしてたら事故るからね?」 『デッカイお世話!!』 将希は笑いながら右手をプラプラと振り家路についた。
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