君からの贈り物

登録

ましてや将希が働く時間帯は真夜中であるため、起きている友達は皆無に等しかった。

『メールだけなら…』

彼女と別れた寂しさと毎日の孤独感を埋める為なら、メル友を作るのも良いかと考え始めていた。

『アスカも良心的なサイトだって言ってたしなぁ…。
様子見で登録してみるか…』

意を決した将希は、サイトの説明通りに登録手続きを進めていく。

［メル友募集！出会いＮＧ！］

書き込み欄に簡単な入力を済まし、手続きの最後に［登録完了］をクリックする。

『登録しちまった…。
こんな簡単に済むんだなぁ…。
まっ！期待せずに待ってみるか』

将希は服を脱ぎシャワーを浴びるため浴室へと向かった。