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「そういや話変わるけどさ、夏休み水族館行かねえ?」
祐人の眉が寄る。
「なんでお前なんかと行かなきゃいけないんだ?」
その声色は不機嫌そうだ。
勝は頭を下げ、手を合わせた。
「頼む!塾に好きな子いるんだけどさ、誘いづらいからお前にも来てほしいんだ!」
「よーするに一人じゃ気まずい、と?」
「そーゆうこと。だから、頼む!」
祐人はため息をついた。
正直乗り気ではないが、数少ない友人の頼み事だ。
「しょうがない。行ってやる。さりげなく2人っきりにしてやればいいんだろ。」
勝の顔が輝いた。
「サンキュー祐人!」
その声に、祐人は苦々しく顔をしかめた。
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