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【雨、花びら】
笑顔がひらりひらり舞い落ちる
私は考える苦悩などなしに
その花びらを
土となって受け止めていた
雨が降る
津々と津々と
しかし
土はそれを受け入れられない
無視 悲しい笑い
それを感じて
土は雨が入っていくのを
受け入れられない
しかし土は仕方がなしに
雨を身体に含んでいった
どうして土は
嬉しい事をすぐに忘れてしまうのだろう
辛い事に頭が浸透してしまい
きっと嬉しい事を忘れているだけ
ただそれだけなんだよ――
(2009.6.30)
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