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(誰も僕を見てくれない。僕、なんか構ってくれる人なんて…僕に寄って来るのは魔物ばかり
来る人間と言えば…)
「オラ、このガキ俺達は今ムシャクシャしてんだ殴らせろよ」
「やッ止めてよ僕が何したって言うんだよ」
「うるせぇ!静かにシロヤ!」
ドコ、バキッ
「ウゥ…」
毎日、僕は知らない人から暴行をうけている。
「ふぅ スッキリしたぜ!おい 行くぞ」
「あァ」「待ってくれよアニキ~」
僕は少し横になっていたが、ふと人の気配がして起き上がった。
見るとそこには白いローブを着た20代くらいの人が立ってこちらを見ていた。
僕は立ち去ろうとしたが不意に白いローブの人が話しかけてきた
「君、大丈夫?こんなとこで何をしているの?」
「………関係ないだろ…ほっといてくれ…」
「ほっとく訳にいかないでしょ!ねぇ…家族はどうしたの?」
「…家族なんていない…僕は、生まれた時から1人だから………」
「え」
その人は言葉を失っていた。
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