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「じゃあね…僕もう行くね!バイバイ」
僕はその人に背を向け歩き出そうとした。
「ちょっと待って!」
その人はいきなり大声をあげて僕を呼び止めた
怪訝そうにその人を見ていると…
「ねぇ君さぁ!私の家に来ない?1人は寂しいでしょ?」
僕は目を見開きその人を見ていた
「な…なんで僕なんか、僕は汚いしそれに貴方に迷惑をかけてしまう!」
「子どもがそんな事、気にしなくて言いの!ねぇ私の家族にならない?」
その時、僕の心の中から何か暖かいものがわきあがってきた、それと同時に僕は泣いてその人の胸に飛び込んでいた。
「ウゥ…ヒック…本当は寂しかったんだ…恐かったんだ…痛かったんだ…苦しかったんだ」
「うん、うん」
僕はその人の胸で思う存分泣いた。
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