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扉は開くのだろうか?
「リラッ!押しますよ!」
「分かった!押すんだな!」
そして、
『せ~のっ!』
ランとリラは大きな扉を力一杯に押した。
ギィィィ…。
扉は、ランとリラの予想に反していとも簡単に開いた。
「なんだ。すぐ開いた。」
と、ランは少し拗ねて見せる。
「力入れなくても開いたな。」
リラはランの様子を、クスッと笑って言った。
さて、気になるのは扉の向こう側。
どんな世界が待っているのか、白く輝く光が反射して覗き見ても分からない。
「入りましょう、リラ。」
「もちろん、ラン。」
2人は思っていた。
絶対に良いパートナーになる。
2人はそんな確信を、胸の中で膨らませながら、扉の向こうへと足を踏み入れたのである。
ランとリラ。
出逢いはここから始まって、終わりの見えない未来へと繋がっていく。
ランとリラ。
2人は出逢った。
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