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犯人の目は瞳孔が開き唇から唾液が垂れている
「酔っているのか…いや、あの瞳孔の開きは………」
シャダは犯人の周りに目を凝らす
すると直ぐに二本の注射器が見えた
なるほど麻薬か
「さて、人質が犯人の目の前にいるんじゃあ強行は無理か…」
俺は軽く天井を見る
天井…通気孔
「そうだ…確か食堂には通気孔の出口もあったはず❗」
俺は近くにあった掃除用具などがあった部屋へ駆け込む
確かに通気孔はあった
俺は柵を外し狭い通気孔に入り食堂に向かって歩伏前進する
―食堂―
犯人は3つ目の注射器を腕に刺し麻薬を注入する
「くぅ~効くぜぇ、流石に気持ちいいから誰か殺すかな~」
犯人は笑いながら人質を見る
人質達は脅えながら犯人を見ていた
すると犯人はひとりの女性を見ると
「おぃ、女~…殺してやるよ~」
犯人は持っていた拳銃を向けた
女性は泣き顔で絶望する
犯人は笑いながら引き金に指をかける
その瞬間、犯人の頭上から柵が落下し犯人の頭に直撃する
犯人はそのまま後ろに倒れ目を回した
「よっと………」
シャダは通気孔から降り犯人に駆け寄る
「エスパー犯罪、及び麻薬使用の現行犯で逮捕する」
ECM錠、すなわち超能力をロックする手錠を出し犯人の両手にかける
これは超能力そのものをロックすることが出来きエスパー犯罪の逮捕にはよく使われる
この騒動はたった15分で終息した
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