第1話 新たな始まり

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犯人の目は瞳孔が開き唇から唾液が垂れている 「酔っているのか…いや、あの瞳孔の開きは………」 シャダは犯人の周りに目を凝らす すると直ぐに二本の注射器が見えた なるほど麻薬か 「さて、人質が犯人の目の前にいるんじゃあ強行は無理か…」 俺は軽く天井を見る 天井…通気孔 「そうだ…確か食堂には通気孔の出口もあったはず❗」 俺は近くにあった掃除用具などがあった部屋へ駆け込む 確かに通気孔はあった 俺は柵を外し狭い通気孔に入り食堂に向かって歩伏前進する ―食堂― 犯人は3つ目の注射器を腕に刺し麻薬を注入する 「くぅ~効くぜぇ、流石に気持ちいいから誰か殺すかな~」 犯人は笑いながら人質を見る 人質達は脅えながら犯人を見ていた すると犯人はひとりの女性を見ると 「おぃ、女~…殺してやるよ~」 犯人は持っていた拳銃を向けた 女性は泣き顔で絶望する 犯人は笑いながら引き金に指をかける その瞬間、犯人の頭上から柵が落下し犯人の頭に直撃する 犯人はそのまま後ろに倒れ目を回した 「よっと………」 シャダは通気孔から降り犯人に駆け寄る 「エスパー犯罪、及び麻薬使用の現行犯で逮捕する」 ECM錠、すなわち超能力をロックする手錠を出し犯人の両手にかける これは超能力そのものをロックすることが出来きエスパー犯罪の逮捕にはよく使われる この騒動はたった15分で終息した
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