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「ん、ん~」
窓から差し込む日の光が顔に当たり僕は目を覚ました。
枕元の目覚まし時計を見ると針は6時を指している。
いつもより早く起きたみたいだ。
目覚ましのスイッチを切っていつもより早い朝食の準備を始める。
と言っても僕は少食だからパンを一枚焼いてコーヒーを淹れるくらいだ。
テレビをつけ独りきりの朝食を始めた。
「次のニュースです。“空”が消えて今日でちょうど20年になります。これを受け、国際連合は日本時間で本日17時より本部のあるニューヨークにてこれまでの調査を報告する記者会見を開くことになっており……」
そんなニュースを聴きながら朝食を食べ終えた僕は支度をして家を出た。
(いつもより随時早いけど、まぁいいだろう)
あの日の僕の一日はこんな風に始まった。
君に逢った日のこどだよ………
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