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自転車に乗って30分、町の外れにある県立校。
僕が通っている高校だ。
教室に入るとクラスメイトはまだ誰も来ていなかった。
(まぁずいぶん早いからな)
そう思いながら僕は自分の席に着いて読書を始める。
朝の誰もいない教室はなんとなく新鮮だった。
そうして時間が過ぎていき、だんだんと教室がにぎやかになっていった。
「お~っす!蒼太!」
「青山くん、おはよう」
「あぁ、おはよう」
そうやってたまにかけてくる挨拶に返事を返す。
そうしてるうちにやがて先生が来て連絡事項を話し始める。
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