7月24日

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自転車に乗って30分、町の外れにある県立校。 僕が通っている高校だ。 教室に入るとクラスメイトはまだ誰も来ていなかった。 (まぁずいぶん早いからな) そう思いながら僕は自分の席に着いて読書を始める。 朝の誰もいない教室はなんとなく新鮮だった。 そうして時間が過ぎていき、だんだんと教室がにぎやかになっていった。 「お~っす!蒼太!」 「青山くん、おはよう」 「あぁ、おはよう」 そうやってたまにかけてくる挨拶に返事を返す。 そうしてるうちにやがて先生が来て連絡事項を話し始める。
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