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『切れました…別れました…』
『大丈夫だったの?』
『も~全然…あっさりと』
『よかった』
『はい…』
『馬鹿はほっとけ。』
『…』
『俺のとこにきな?』
『え…?』
『いっぱい幸せにするから。俺と、ちゃんと付き合おうよ。』
私はなんとなく付き合っている気分でいたけれど、
英太が改めてそう口にしてくれたとき
私はとっても嬉しくてうなづいた。
もしかしたら、これからホンバンに持ち込むための演技かもしれない。
でもそれでもいい。
英太は少なくとも、私が尊敬できる人種だと思えたから。
もう一度頷いて英太を見上げると
英太は愛おしそうに私の額にキスをした。
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