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みんなの元に戻ると僕は
「つまらないから帰ろうぜ」
僕の意見にみんなも同調し車の方へ歩き始めました。
その時です。
谷田部の彼女が突然
「なにあれ?!誰か見てない?」
彼女は橋の出口付近を指さしています。
彼女の指さしている所は山の岩場の所です。
みんなで一斉に指さしている所を凝視しています。
「なんも見えねぇよ」
谷田部は吐き捨てるように言いましたが僕には髪の長い女の人が顔を半分岩場から覗かしているようにみえました。
勿論、はっきりと見えたわけではなくなんとなくそう見えたのです。
「ったく、ビビらせようとするなよ」
谷田部の一言で冗談と言うことで彼女の言葉は一蹴されました。
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