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森の中。
四季と深雪は狼に酷似した魔物の首を切っている。
仁と鈴榎は接近戦が苦手な為に安全な木の上で待機中。
「相変わらず凄い二人だなー」
仁は呟く。
それに賛同するように鈴榎は頷いた。
これが二人には普通だが、接近戦が出来ない仁と鈴榎には凄く思える事だった。
魔物は残り五匹。
その五匹は四季を取り囲んでいた。
深雪は助ける様子を見せず、自分の役目を終えたように立ったままだ。
四季も焦る様子はなく、滑るように動きはじめた。
その動きは滑らかで魔物に攻撃をさせる事なく首を切った。
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