プロローグ

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「どーしたんだ?最近ロクな返事しねぇな」 「ん…何でもない」  やっぱり生返事になってたか。  考え事すると周りに注意が向かないのはいつまでも直らない。 「いつも言ってんだろ?何かあったら俺を頼れってよ☆」 「うん…」  ブライはいつだって優しい。  幼くして親を亡くした僕はその優しさにどれだけ救われた事か。  彼を悲しませる事はしたくなかったが、僕はもう心に決めていた。
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