【08:00】

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…とある山岳地帯の中…小さな窪みに小規模ながら施設があった。 ここは一人の傭兵が所有する【ガレージ】 中には商売道具であるACやそれを整備する機材…ささやかながら居住スペースまであった。 居住スペースの一角にあるデスクで、一人の男が黙々とファイルを見つめていた… 「ふむ…この程度なら今後の為の資金稼ぎに丁度良い…か」 そう言って男は、ファイルを閉じ向いのデスクに座る女性に声をかけた 「さて、シーラ…支度しろ、労働は尊いぞ?」 女性の名はシーラ・コードウィル、少しムッとした顔をしたが軽く返した。 「言われなくても…」そう一言呟いて、部屋から出ようとした、がシーラの足が止まった 今度は男に対して一言「エド?あなたこそ…煙草をふかす暇があるなら、ブリーフィングの準備でもしたら?」 「わかってる…すぐいくよ、一服くらいさせろ」 男の名はエド・ワイズ リサーチャーである。リサーチャーとは戦局に関する情報の収集・分析により、作戦を支援するものである。 「さ…って…そろそろ行くか…」 ようやく重い腰をあげる気になったのか、煙草を灰皿に押しつけ席を立ち部屋を出た。 行き先は勿論、先に出たシーラと同じくブリーフィングルームだ。 扉のよこのコンソールに触ると扉がスライドした 「遅かったわね、準備はしといてあげたわよ?」 クスッと笑いシーラは資料を読み返していた。 「あぁ…すまんな…」悪びれる表情もなく、エドは苦笑いでそう言った そのやりとりの直後扉が静かに開き、一人の男が部屋に入ってきた… 「よぅ、整備は終わったみたいだな、ご苦労さん」 エドがかるく挨拶を交わしたこの男こそ、このガレージの所有者であり、エドそしてシーラが契約を結ぶレイブンである。 レイブンとは傭兵の意であり、彼個人の名称ではない。 「さて、揃った事だし…今回の依頼に関する説明ね…」 シーラは起用にキーボードを打ち、モニタに地図をだした。 「今回の依頼はバーテックスからね」 「あぁ…何やら自身の管理する本拠地に侵入者…か…お粗末なものだな」 エドは呆れたように言う、それもそうだが 今回の依頼区域…【サークシティ】その旧産業区…そこには未だ多数の情報が眠っており。 多数の弱小勢力が狙っていた。 今回もその中の一つだろう… 「まぁね…でも仕方ないは…兵器の数だけでは勝敗は決っせない…貴方はよく分かってるわよね?」 「当たり前だっ…それで食ってるんだ」
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