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月と川
悲しみ背負ってベランダへ
月を見たくてベランダへ
だけど月が見えなくて
酒を片手に外へでる
あたりを見回し歩いても
月はおれに微笑まない
川のあたりで酒にもあきて川に流すと決めた頃
後ろで輝き感じ振り向くと月がおれをじっと見る
おれは酒を流すのやめて
一滴残らず飲みほすと
何も言わずに微笑んだ
あぁ酒のかわりに涙がこぼれ
川に落ちるまでゆっくりとゆっくりと月に照らされながらひかり輝き
川にとけこむと一気に闇になる
おれは自分を僕と言いたくなるほど酔いがきた頃
おれも川に落ちるまでひかり輝きながら僕で落ちて
川にとけこみおれで闇へとけこむのさ
あぁ ありがとう お月さん
君は僕を暗く照らす
そのひかりに何度救われたのだろう
酔いに酔って
月に酔って
川にとけこみ
消えるぅ
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