Dear My Prince…

6/10
前へ
/12ページ
次へ
「泣きたいときは我慢すんな」 「うっ…く…ぅ…」 そういって稜平が私を優しく抱きしめてくれて…。 私はその胸に身体を預け、声を殺して泣いた。 泣き声をあげてしまったら、悲しい気持ちが溢れて止まらなくなりそうで…。 その姿はより痛々しく見えたのか、稜平は私が泣き止むまでずっと私の背中や頭を撫でてくれていた。 .
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加