邂逅――そして決着

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「それじゃ、始めはどの時代に行くんだ?」 「当然私がゆうしゃを倒す時代に!!」 「それじゃいまとあまり変わらないだろうが!!」 「いいじゃない!始めくらい!!」 この日、俺は魔王と旅にでた おそらく俺とルナが始めて握手を交わした勇者と魔王であり行動をともにする勇者と魔王だろう この行動に意味なんてひとつもないのかもしれない だけど――この時俺の胸は高まっていた 母さんに言われたあの言葉――自分の好きなようにしなさい なにかが変わるかもしれない――いや変えてみよう。不安や期待、沢山の感情を抱えて俺達は大きな一歩を踏み出した
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