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そのまま帰らずに首都高にのる。明日は土曜で休みなので。慣らしもかねて首都高をグルグル回る。
ふと時計をみると10時半を差していた。
「まだ、ナイトミーティングとかやってんのかな」
そう呟きながらレインボーブリッジを渡り湾岸へでて大黒PAを目指した。
大黒に来るのも久しぶりだ。3年前まではクラブのミーティングでしょっちゅうきていた。
「さすがに夜はもうやってないか」
そう思いながらミルクコーヒーを飲んでいた。
金曜日の大黒は今も昔と変わらず盛り上がっていた。
マックの下で下道のドリフトをギャラリーしたりPAを散策したりしていた。
今日のところは帰るかと思い車に向かうと見覚えのある人が。
「あれ、秋本さん?」
「ん?おぉ、平沢くんじゃないか」
「おひさしぶりです」
偶然にも入っていたZのクラブの支部長に会った。
「え、まさかこの130って」
「はい、俺のっすよ」
「マジか、こんな金掛けちゃって」
「もう貯金パーですよ。秋本さん今はZに」
「うん、まだあの130乗ってるよ。今オーバーホールだしてるんだよ」
「エンジンを?」
「そ、今度は3.2L仕様」
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