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3年前、俺は当時乗っていたS130Zを手放した。
そして今俺の目の前にはそのZがある。骨格だけが・・・
俺の名前は平沢純、仕事は某家電メーカーに勤務している。
なぜまたこのZを手にいれたのかと言うと話は二週間前にさかのぼる。
その時俺は法事で実家に帰っていた。大学までは実家にいて今は一人暮らしなのだ。
法事もおわり車で帰る途中昔よく出入りしていた解体屋が目に入った。そして積まれている車の一番上に見覚えのあるシルエットを見つけた。
「あれ130か?」
急に気になりだし、久しぶりに顔を出してみることに。
「どうも、お久しぶりです」
「ん?おぉ、平沢くんじゃないか。久しぶりだな」
「まだやってたんですね吉岡さん」
「まぁな、色々ときびしいはきびしいがな」
「ところで通り掛かったらさっき130あるみたいでよってみたんですけど」
「130?あぁ、道がわにつんであったやつな」
「はい、あのガンメタのやつ」
「あれ、たぶんおまえが乗ってたやつだぞ」
「え、マジですか?」
「あぁ、とりあえず見てみるか?」
「はい」
廃車のジャングルを抜けていくとさっき見た130が現われた。
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