美作(みまさか)さん

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彼女は、いわゆる支配者だった  先輩から後輩、先生までの全ての個人情報を調べあげて、自分に都合の悪い人間が居ればすぐにワガママな鉄槌をくだす  彼女は自分に酔っていたし、誰も彼女に歯向かおうともしなかった。  それは彼女が怖いというのも多少はあっただろうが、第一めんどうだった。  席に戻った美作さんは、両手で口を覆ってニヤニヤ  [やっぱり私って完璧。生まれ変わっても私になりたい。口には出せないけどっ] 口に出てるぞ  と、突っ込む人も居ない
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