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「ソラ、入れてみ」
「うん」
俺は封を開け、中身をお湯にぶちまけた。浴槽内を撹拌していると、すぐに湯に変化が起こった。
「うわ、なんだこれ」
「おもろいなあ」
みるみる間に、お湯が固まった。例えるなら、フローズンアイスってところか? 緑色に着色してあるからメロンフローズンアイス。
試しに掌ですくってみたら、それはドロドロと流れおち、あきらかに液体だった湯とは違っている。
「ソラ」
「あ、こら太田」
太田の掌が意志をもって俺の体を這う。彼が動く度にお湯もどきも動き、ぞくぞくした感触が俺を襲う。それは気持ち悪いものではなく、寧ろ逆で……。
「ソラ……」
「んっ」
太田が俺の首筋に口付けてきた。太田は舌でうなじを舐めながら、俺の胸をいじり始めた。
「あっ……」
指の腹で乳首を押し潰され、俺は声を漏らせてしまった。触れられることに慣らされたそこは、いつの間にか快感を得られるようになっていた。
「感じるか……?」
「……ノーコメント」
「感じるんや」
笑いながら言われると、憎たらしい。何で太田ばっかり余裕なわけ?
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