あの精霊術を会得したい!

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朝日がニナ達のレッスンを始めて3日が経った。 朝日達が使う魔法は、他の魔法使いと違って精霊の力と認識して使うことから、"精霊術"と呼ぶようにした。 精霊術士と自称するのに魔法ではやはりおかしいとニナが言い出したからである。 この3日間は主に精霊力(魔力もダメ出しされた)の螺旋放出と放出量の制御、そして精霊力を身に纏う練習をこなした。 朝日は精霊力の暴発の経験から制御することを重要視し、二人は意図的に精霊力を調節することが出来るようになった。 暴発はあくまで朝日の精霊が特別製だからこそなのだが、普通の精霊の場合は逆に力が尽きる恐れがあるため、制御の練習は結果オーライであった。 そしてこの日はいよいよ精霊力にイメージを伝えて精霊術を行う。 まずは魔卵にイメージした精霊力を注ぐ練習。 魔卵を熱くする、冷たくする、そして光らせる、の三種。 ニナとマークは自分に宿る精霊と自分自身を信じて、更にイメージをしっかり持って魔卵に挑む。 「熱くなれえぇぇーっ! おりゃあぁーー!!」 「我に宿る精霊様、手中の魔卵に熱を加えたまえ!いざっ、放出っ!」 二人の精霊力の放出方法はこれが定番となった。
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