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本日のレッスンはこれまで!と朝日が宣言して神殿に戻る一同。
"大精霊術士"の名にかなりの抵抗を感じた朝日はニナに何とかしてと頼んだが、ニナとマークもなかなか譲らずに、結局大精霊術士は存在するといずれ公にするが、大精霊術士=朝日であることはこのメンバーだけの機密にすることで互いに妥協したのであった。
「おお、周囲の目が明らかに変わったな。
何したか知らんけど気が楽だわ。
ニナ、ありがとう!」
神殿内に入ってから、朝日は兵士達からの視線が朝とは全く違うことに気付いた。
「いやいや、アレはマークの妙案の賜物だ。」
「こんなに効果テキメンとは自分も驚きですよ。」
朝日は結局どんな対策を取ったのかマークに聞こうとした時、自分を見る周囲の会話が耳に入ってきた。
「おっ、あの方が?」
「ああ、ラム様を連れてるから間違いない!」
「あの方がラム様に指示を出して魔物を撃退して下さったんだな。」
「あれが"ドラゴンマスター"のアサヒ様かぁ。」
ピクッ!
朝日の耳が僅かに動いた。
「マークこらあぁーっ!
テメェ兵士に何吹き込みやがったあぁーっ?」
朝日は神殿兵士に"ドラゴンマスター"と認知されていたのだった。
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