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「いや、実際にアサヒ様はラム様に指示を下して戦っていたじゃありませんか。
ですから、アサヒ様が指示してこそのラム様の活躍、としただけですよ?
だからドラゴンに命令する者という意味の"ドラゴンマスター"の呼び名はアサヒ様にピッタリかと。」
ピキッ!
朝日の額にゴツい血管が浮かび上がった。
「テメェのネーミングセンスは絵本見て喜ぶお子様レベルかあぁーっ?!
そんな風に呼ばれて大の大人が喜ぶ訳ねぇーだろがああぁぁーー!!
名刺の一行目に"ドラゴンマスター"とか書いても失笑の餌食間違いなしだわこんちくしょおぉー!」
「えっ?格好いいと思いませんか?
皆さんこの呼び名を羨ましがってるみたいですけど。」
朝日の必死のツッコミを"何怒ってんですか?"ぐらいに流すマーク。
「ウワハハハハッ!大精霊術士の名は隠してもドラゴンマスターが呼び名として定着しそうだなっ!」
「ニナも知ってやがったよなっ?!」
ニナの笑い声にカチンときた朝日はニナに矛先を向けるも
「アサヒのご希望通りに神殿兵士はラムを見るのと変わりなくアサヒを見るようになったろ?
人間ならば礼こそあれ、文句を言うのは筋違いではないか?」
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