あの精霊術を会得したい!

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そんなニナに朝日が解説を試みる。 「確かに足止めの精霊術は出来たけど、魔物相手の実戦じゃ使えないってリーシャとジョニーは言ってんだよ。 まず第一に精霊術を発動するまでの時間の長さ。 詠唱に時間が掛かりすぎ。 その間、魔物は待ってくれる訳がないからな。 これはマークの精霊術全てに言えることだけど。」 ニナは、確かに、と聞いていたが、朝日の今の見解にマークは納得出来なかった。 「何故っ?詠唱というセリフが無ければ戦いに見せ場がないじゃないですかっ! どんな物語でも英雄のカッコいいセリフや必殺技名はちゃんと言ってますよ?! アレがあるからこそ、英雄譚は人々に人気なんですから!!」 「「「アホかああぁぁーー!」」」 マークのセリフに朝日、ニナ、リーシャが思わずツッコミを入れた。 「いやー、その気持ちは分かるんだけどよぉー。」 「「「分かってんじゃねえぇーよっ!!」」」 ジョニーがマークの説に理解を示すセリフを吐いた所で、再び三人がツッコんだ。 ラムは既に超ご機嫌モード突入であった。 そんな中、リーシャがストレートに見解を口にした。 「実際の戦闘ではそんな悠長なことは言ってられん!」
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