捜索

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ラブノートを使ってからもう二か月。 付き合わせた数はとうに千をこえ少しずつ世間にも神として僕の存在が見えて来ているようだ。 報道陣は僕を「キュピ」と名付け,あたかも神扱いし始めた。 名前の由来がキューピッドから来ているのが少し腑に落ちないが神として世間に広めているのが思惑以上の事だ。 「あなたは一体なぜこれ程の人を付き合わせるのですか?私にはさっぱり…」 「決まってるじゃないかチューク?今の社会は腐ってる!!浮気を始め,援助交際に政略結婚…自分を大切にしない風俗嬢!!どいつもこいつも愛を無駄遣いしてやがる!付き合えない奴の気持ちを知ろうともしないで…!!!そんな奴等に愛の大切さを教えてやるんだ!!モテる奴は絶対モテない奴と付き合わせてこの世から恋のはぐれ者を無くしてやる!!愛は自由だ~!!」 「ククク…人間って面白ッ!!」 チュークは心の中で呟いた。 その頃-世界首脳会議がアメリカでおこなれていた。 「世界この状況はおかしすぎる!!なぜ妻夫木と山田花子が付き合うんだ!!?」 「そっちの国なんかまだましだ!!私の国など大統領と風俗嬢が結婚しちまった!!これでは国民への示しが…」 「それはキュピとは関係ないんじゃないですか??」 「かな??(笑)」 などと二人でわけの解らない話をして今回も話を終えようとしていた。 「みなさん少し聞いてください!!」 いつの間にか席の真中にコート姿で顔までフードを被っている男がたっていた。 「だれだ??あいつ??」 「あいつは…ワタルナ!!まぁただの暇なひとさ。」 声はその男のパソコンからのようだ。 「私はエロ。この事件を解決する為に雇われました。」 「えろ??あの探偵の??」 「請負った事件は必ず未解決のままだという伝説の??」 「これからキュピに対する重大な発表があります。これはみなさんを信用してお話します。ですので絶対外に漏らさないようお願いします。」
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